梨の神社
鳥取市湖山町東五丁目にある「木乃実神社」は二十世紀梨の原木を御神体として祀っている全国的にも珍しい神社です。全国でも有名な「鳥取の梨」は県を代表する果樹産業に発展し「二十世紀梨」の収穫量は年間23,000トンにも達し日本一を誇ります。
二十世紀梨の原種は明治21年に、千葉県松戸市で当時13歳の松戸各之助という少年により偶然発見された。明治37年に鳥取市桂見の北脇永治が苗木10本を購入して県内に普及したもので、このうち現在でも3本が親木として現存しています。
皮が薄く果汁の多いこの梨は、在来のものに比べ黒斑病(こくはんびょう)に罹りやすく栽培が非常に難しかったそうです。鳥取県は黒斑病防除の研究を重ねて栽培面積を増やし日本一の二十世紀梨産地を築き上げました。
毎年夏の高校野球甲子園大会の頃になると地
方ニュースは決まって、今年の梨の作具合はどうだとかいって大きく報じられます。中でも「糖度」がいくらいくらで非常に良い出来だ、などと関心が高まりJA各所の品評会が県民行事のようになっています。
時に、「甘い果物を食べると太る」とか、「甘い果物に改良する時代ではない」とかの声を耳にします。果物の甘さは果糖が殆んどですから、脂肪と糖類でカロリーを構成しているケーキ等とは違います。
「食育啓発協議会」の発刊する冊子によれば、果物はミカン1個46㌔カロリー、リンゴ半分54㌔カロリー、柿1個60㌔カロリー、梨半分43㌔カロリー、ブドウ半房59㌔カロリー、桃1個40㌔カロリーだそうだ。それに対して同じ100gのショートケーキは260㌔カロリー、メロンパンは383㌔カロリーなんですと。満腹の食後にたくさん食べるのは、控えるべきであるが、果物の甘さおそるるに足らずだ。
果物は抗酸化物質も多く含んでいて「甘い果物の食べ過ぎで太る」などと言うことはまずないでしょう。同協議会では「毎日くだもの200グラム運動」を推進しているそうだが、甘くて美味しくて安全な果物を、たくさん食べ健康に暮らしたいものです。
友人の栽培する「果樹園」によって見ました。いまのところ順調に生育し、豊作が期待出来そうだと言うことです。八月下旬頃から瑞々しくて美味しい二十世紀梨の収穫が始まります。
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