南国の果実

2008年7月31日 (木)

南国の果実・ランサット

また美味しい、滋味で不思議な味覚の南国フルーツ・ランサットを紹介します。

和    名    ランサ          (英名カタカナ表示
英   名 
: ランサット
又はランサ (Langsat)
タガログ語名
 ランソーネス        (Lansones)

マレーシア原産で熱帯・亜熱帯で生育するセンダン科の中高木(5~10m)。
高温多湿で水はけのよい土壌でよく育つ。フィリッピンでは古くからココ椰子畑を区切るように植えているところが多い。木の成長は緩く結実までに数年かかりよく言う「桃栗3年、柿8年」の中ほどで、5年は要するのではあるまいか。

Picture_268 果実は木の枝先にピンポン玉ぐらいの大きさでブドウの房状に20粒位がびっしり実をつける。皮をむくと半透明光沢のある果肉が蜜柑のように5つに分れて入っていて、それぞれに種がある。

サッパリとした甘酸っぱさでプリプリとした歯ざわりです。加えて微妙な苦みを含んでいてこれがいわゆる滋味と言うほどの秀逸な果実なのです。これもやはり丘陵地や平地、土壌の違いなどにより微妙な特徴があります。私にはこの果実は、精神に伝わる何かをもちその糧となりえる、五感を超えた味わいを持つ果実のように思えます。

形も球形から少し楕円がかった種類もあり、味覚の多様さがさらに趣を加味して、はまり込む不思議な熱帯果実なのです。セブ島ボホールミンドロ島ミンダナオ島などフィリッピン各地で食したかぎりでは、収穫期にも多少のずれがあるのですがルソン島南部地方バタンガス市ハイウェー沿いの店でいただいたランソーネスはとても美味しかったな。その店は果物の店ではなくココナツでつくるブコパイで有名な店先で売っていたものだった。

南国の美味、滋味合わせ持つこのフルーツ、食す時にやはり気をつけなければいけないことがある。

Picture_269 薄い皮は爪で切り込みをつけるとつるりと剥がれむきやすいのだが、皮にはタンニンが含まれていて爪の間や指先の指紋にまで付着する。時間とともに茶色のシブになって頑固にこびりついてしまいます。

石鹸などで強く洗っても2~3日は消えませんな。この皮には非常に強い毒素が含まれていて、その毒を抽出して毒矢をつくっていたそうだから驚きますね。毒は特殊な方法で抽出するのだろうが乾燥させた皮を燃やして、くゆらせた煙はキンチョール」に匹敵するほどの防虫効果があるんだそうです。

毒と薬は紙一重と言いますが、何によらず利用の仕方によっては、たいへんな事になると言うことなのですな。

【今日のタガログ】 参考文献 【日本地域社会研究所 市川恭治編フィリッピン語実用辞典】   

   日 本 語 :   ランサソーネスが食べたいです。 
   タガログ発音 :   ぐすと こン くまーいん なン らんそねす。
   タガログ語  :   Gusuto  kong  kumain     ng  Lansones.  

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2008年7月24日 (木)

ジャックフルーツ

ジャックフルーツは、木の太い幹にぶら下がるようにたくさんの大きな果実をつけます。

和   名   : 波羅蜜 (ハラミツ)
英 語 名  : ジャックフルーツ(Jackfruit) 
タガログ語名  : ランカ  (Lngka)

Dsc01785 インド及びバングラデッシュ原産とされ熱帯各地に広く分布する。フィリッピンの田舎には庭の木としてもよく植えられている。常緑の高木で大きくなるジャックフルーツの木は、焼けつくような太陽の影の濃い木陰を作り、心地よい南国の風を感じさせてくれます。果実黄緑色楕円球の形をしており大きなものは長さ70㎝にもなり太さも直径が40㎝にまでなります。まず私の見た果物のなかでは一番大きい果実でした。ミンドロ島の市場で果物屋さんの店先に並んでいるものは40~50㎝のラグビーボールくらいのものが多いかったな。

Dsc01786 こんなでっかい果実が、木の幹の太い部分にぶら下がるように実っているさまは日本では例がない。たくさん栽培しているところのものなどの眺めは、あっちこっち大きな実がぶら下がっていてその様子はとてもユーモラスです。ここまで大きくなると枝の部分には実はつけられないから幹に直接実がなっている、枝の先では重さに耐えられないんだね。

熟してくるとゴツゴツざらざらの表皮は黄色みを帯びてきて甘い香りを放つ。ざっくりと切った果実の中は黄色 で、種を包むように玉ねぎ状に果肉がついている、その周りを太い繊維で覆っている。繊維素の間から種を包んだ果肉を取り出して食べます。種を包みこんでいるあたりの果肉は、甘く何ともたとえようのない歯ごたえで豊潤な香りに包まれている。

Dsc01789大きめのこの果実の種は塩ゆでにすると美味しいな、菱の実(ひしのみ)を食したことがある方は似た味だからおわかりかと思います。炭火で焼いても、ほっこりして結構イケますよ。

ひとつ気をつけなければいけないことがある。

ジャックフルーツ爽やかで香味豊かな美味しい南国のフルーツです。美味しいからといって、ムシャムシャパクパク思いっきり食べてはいけません。その日の夜は胃がムカムカ、そのうち猛烈な胃痛に襲われてきます。だからジャックフルーツは食べすぎに注意することです。必ず水を同量分摂取することが大切です。

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2008年7月 5日 (土)

アボカド

和   名  ワニナシ (鰐梨)
英   名 
 アボカド (abocado)
タガログ語名
 アブガド (abugado)

Dsc01687_3 メキシコ・中央アメリカ原産で熱帯・亜熱帯で生育するクスノキ科の常緑高木。
残念ながらまだ木に実がついているところはまだ見たことがない。マンゴーの木と同様、高い所に実をつけるアボカドはどのようにして収穫しているのか興味のあるところだな。いろいろな食べ方に出会う果物でもあるな。

まず、ざっくりと縦に二つに切ると大きめのひとつ入っていて、包丁でも手を添えて抑え込むと種まで切れて二つ に割れます。熟したものは、果肉の皮に近いほうから中へむけて、緑色が薄くなってゆき、とてもきれいな薄緑色でバターの様に柔らかい皮をむいて薄めにスライスして食すのが普通ですが、それぞれ好みに応じて塩、醤油マヨネーズ、レモン、カボス(カラマンシー)などをかけて食べると美味いな。私はわさび醤油でたべることが多いな。これは非常に美味であります。

Dsc04469_3でやはり日本人の食感は微妙な味を掴むんですねえ。こんな食べ方爺さんだけかと思いきや回転すしのメニューにアボカドがあるんでビックリしましたよ。アボカドの刺身風までは想いがいたりましたがアボカド寿司まではねえ。感心しましたな、ほんとに。一皿に2個、マヨネーズをかけ海ブドウの粒をちょこっとあしらって100円。高いのか安いのか見当はつかない。

しかし南国爺さんの味覚に見事にこたえてくれますな、これは。アボカドには植物性脂肪分が多く含まれ、輸入者は非コレステロールの「森のバター」などの触れ込みで売り込みをしています。成人男子のビタミンE適正摂取量はやや大きめのアボカド一個で摂取できるんだそうだ。

Dsc01787ひとつ気をつけなければならないことがある。アボカドのを大切にしているペットの猫や犬がなめたり食べたりしないようにしなければいけませんよ。まして刻んで小鳥の餌などとして絶対に与えてはいけませんよ。
「人間以外の動物」には、非常に強い「
毒性」をもっていますからな・・。「気をつけるべし。」<a href="http://sweets.blogmura.com/">にほんブログ村 スイーツブログ</a>

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2008年6月 2日 (月)

ランブータン

ランブータン(英語名:Rambutan タガログ語名:英名に同じ) 

Dsc01783 ランブータンは熱帯地方のごく一般的なフルーツで、4、5cmの卵形をした皮に、鮮やかな紅色の柔らかいトゲが付いている。皮をむくと「つるりん」と半透明の実が出てきます。種は中に大きめのものが一つ入っている。果肉は水分を多く含んでいて、ちょっと酸味のきいた甘さでね、ライチやブドウによく似ているな。さっぱりとした上品な味で、オナモミの親玉みたいな見掛けとはずいぶん違っていて、とても美味しいよ。

Dsc01612ランプータンの木には、雄株と雌株とがあって、それぞれに花が咲き、当然雌株のほうへ実がなります。進化の過程でそうなったのか、雌雄同株のものもあるな。農園などの商業栽培をしているところでは継ぎ木などして改良しているらしい。5、6m位の中高木で1本の木に何百個もの実をつけ、1年に2回も果実をつけるんだから、その収穫量はすごいものだ。1本植えておきたいところだが10℃以下になると育たないらしい。

Dsc01645フィリッピン・ミンドロ島、マンサライ村のファボンさん一家の裏庭にあるランブータンの木。ちょうど背の届く高さあたりのランブータンの実、採らせてもらって撮った写真です。

撮影時期:2008年1月

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2008年5月21日 (水)

ココヤシ

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青い海、浜辺にココ椰子の葉が揺らめく景色。南国の島ファンはこのフレーズの一部か写真を目にしますともう愛おしい恋人に遇えたような、そのような心もちに至るんですな。

南の島で暮らす人々にとって、この木はとても重宝なもののようですねえ。

Dsc01077_3ココ椰子の実から採れる油は「パームオイル」と呼ばれ料理に使われるほかマーガリンの原料になっています。

実を包む繊維素の部分はロープやたわしに用いられています。木の幹は長尺の木材がとれ貴重な建築材料となります。葉は屋根に使われ、南国 特有のムードをつくっていますねえ。

Dsc01086_2ココ椰子の実を割り中の果汁を取り出し、硬い種の内側につい ている厚さ5~10mm位の白い膜(天然のナタデココ)を大きめのスプーンかなにかで杓いとってね、マンゴ-、トマトなど細切れにしてココナツの果汁にシロップと砂糖を加えて味を調えます。

これを冷蔵庫に2時間ばかり入れておく、おいしい「ブコサラード」のできあがりです。これはもう極上の極みといえるほどのトロピカルフルーツであります。

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この椰子の実の中が種子の塊か何かでつまっていてね、ドボンと落ちて水に 沈んでしまっっていたなら、今の熱帯・亜熱帯地方のビーチもずいぶん違った景色になっていたんだろうね。

 「名も知らぬ 遠き島より 流れくる 椰子の実ひとつ。」島崎藤村この歌が思い起こされますな。

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